廃車まめちしき

他人名義の車を廃車にするには?

Posted on 2017-06-28

車の廃車手続きは、実は所有者(本人)以外でも行うことが可能です。家族や知人名義の車の手続き、所有者がいない場合の手続きなど、それぞれの事例に合わせて詳しく説明していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

 

家族や知人名義の車の廃車手続き

未成年のために親名義にしていたり、知人の車を譲り受けていた場合の他人名義の廃車手続きは、通常行う廃車手続きに必要な書類の他、次のものが必要となります。印鑑証書、印鑑証書と同じ印鑑、そして譲渡証明書です。譲渡証明書は決められた用紙・書式のものが必要です。記入する内容としては、車に関しての情報(車名・型式・車台番号・原動機の型式)と、譲渡人の氏名と住所、譲受人の氏名と住所、そして譲渡人の押印です。
親しい間柄やたとえ身内であっても、また両者に合意があったとしても、譲渡証明書にて証明しなければならないため、必ず用意しなければなりません。またこの他、車検証とナンバープレートも用意しておく必要があります。

 

所有者がいない(死亡)場合の廃車手続き

本人が亡くなっている場合、普通自動車と軽自動車では方法が異なります。普通車は資産となるため、これから廃車するとはいえ、一旦車の所有者を決める必要があります。新しい所有者を決めたら、先程と同じく印鑑・印鑑証書・譲渡証明書の他に、遺産分割協議書・戸籍謄本・除籍謄本が必要となります。
次に、軽自動車は資産ではないため、譲渡証明書による名義変更を行えば通常通り廃車手続きが行えます。つまり、軽自動車の場合は他人名義の廃車と同じ手続きとなります。
ただ、所有者が亡くなっているのではなく、連絡が取れない場合は、勝手に廃車することができないため、難航することが多いです。私有地で勝手に駐車・放置されていても処分できないため非常に厄介です。この場合、どうしても連絡が取れなければ、警察や各自治体に相談するしかありません。

 

ローンで購入した場合の廃車手続き

最近では、ローンを完済している場合はクレジット会社から、所有権解除の案内があることもありますが、基本的にはローンで購入した場合、所有者がローン会社やディーラー・販売店の名義になっています。そのため、廃車手続きをするには、車検証・印鑑・印鑑証書の他に、完済証明を用意して所有権の解除を行う必要があります。ローンを完済していない場合は、クレジット会社との話し合いが必要となります。残額を一括返済すれば、ほとんど難なく完了できます。所有者が法人の場合も、同様に完済証明にて所有権の解除を行います。
こういった手続きに関しては、代行業者に依頼することも可能です。通常の本人名義の廃車手続きよりも複雑であるため、代行業者にまずは相談してみると良いでしょう。

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